正規職員(正社員)と非正規職員との生涯賃金の差は2億円ともいわれます。非正規ではなく正社員として安定した収入を得て、将来に希望が持てる仕事に就くためには福祉資格取得が大変有効な手段です。
バブル崩壊後、日本の雇用状況が大きく変わり、非正職員(社員)の数が増え、安い賃金で働き、解雇されやすい不安定な状況にあります。バイトではなく正社員として安定した収入を得て、将来につなげたい願う人が多くいます。一方、近年の高齢化により福祉施設で働く人が不足しているというミスマッチがあります。今こそ福祉資格の取得が正規職員として採用されるチャンスなのです。夜勤もあり、仕事の内容がハードということで尻込みする人もいますが、何といっても、人の役に立つ、その人がいなければ、社会が困るという重要な存在なのです。福祉資格には国家資格、公的資格、民間資格、任用資格があります。また、必ずしも高等教育機関で取得しなくとも、通信教育等でとれる福祉資格も
あるので、取得しやすいものからチャレンジするのも方法です。
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@国家試験で取得できる福祉資格には、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士などがあります。受験資格や受験方法はそれぞれ異なります。A次に福祉資格の中の公的資格とは、民間団体や公益法人が実施しているもので、文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が認定し、取得できる仕事です。手話通訳士、福祉住環境コーディネーター、介護支援専門員(ケアマネージャー)、訪問介護員(ホームヘルパー)、点字技能検定などが公的資格と呼ばれます。国家資格と同じく受験資格や受験方法はそれぞれ異なります。B民間の団体や企業が独自の審査基準を設けて認定する資格を民間資格といます。サービス介助士(ケアフィッター)、手話技能検定、医療福祉環境アドバイザー、要介護予防運動スペシャリストなどがあります。
また、福祉関係の資格には、介護食士と呼ばれ、日常食や介護食を提供する任用資格というものもあります。これは試験ではなく講習や実技を受けて福祉資格を取得するもので、比較的簡単に取得できます。障害のある方などの外出や移動を助けるガイドヘルパーや、利用者のための福祉用具選定や相談を行う福祉用具専門相談員など、多種多様です。
福祉資格はまず、ホームヘルパーの資格取得から。都道府県知事指定の養成研修を受け、課程を修了させた人が取得出来ます。3級取得者は訪問介護をして家事の援助。2級取得者は身体介護や家事の援助、老人施設での身体介護が可能。1級取得者は後輩の指導や利用者とヘルパーの調整役をつとめます。3級は出来る仕事の範囲が少ないので、2級から受講する人が多いようです。簡単取得の福祉資格からステップアップしましょう。
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